こんにちは、モックです。
今回は、エアポート・メサ、ボイントン・キャニオンの記事に引き続き、(2016/4/17)セドナ滞在2日目その③をお送りしていきます!
ベルロック(4大ボルテックス その3)
午前中のエアポート・メサ《Airport Mesa》、ボイントンキャニオン《Bynton Canyon》に続き、午後から向かうはベルロック《Bell Rock》。
ベルロックはセドナの町の中心から車で20分程。
駐車場に到着した時点で15:50くらい。(4月中旬のセドナの日没時刻は19時頃)
私たちが停めたパーキングはココ↓
でも後から知ったけど、トレイルのコースはベルロックの北側からだしたぶん距離もこっちの駐車場の方が近い…↓
まあ、それぞれの駐車場は狭いので満車のこともしばしば…
2か所把握しておくのが無難かもしれません!
☆ベルロック《Bell Rock》とは
さて、ここでベルロックについて軽く説明を。
ベルロックはセドナ4大ボルテックス(地球のパワーが渦巻く場所)のうちの1つ。
その名の通り…
ん~なんか北側からみるとハンドベル的なベルで、南側からみると受付とかにあるチ~ンって押すタイプのベルに見える(‘ω’)本当はどっちのベルかは知りません。
他の4大ボルテックスに比べて何となくこじんまりとしていて、手軽に登ることが出来る。
登り口からの所要時間は片道10分くらい。
と言うのも、頂上まで行くのは道も険しく難しいのでほとんどの人はUpper Bell Rockというポイントまででトレイルを終えます。もちろん我々の目的地もここ!
※今、他の方のブログを読み漁ってみたけど、あまりにあっけなく終わってしまう為行かなくてもいいかも…と書いてるブログもあるほど!(笑)
また、ボイントン・キャニオンのように「この岩が!!!!」ってのは特にないようなので、全体的にボルテックスなんですかね、きっと!
☆ってことで登ってみる!!!
ってことで、遠い方の駐車場に停めた私たちは登り始める場所に行くまでに約30分歩いた(笑)まあ舗装はされてないけど平坦な道だし、ベルロックをすぐ右手に見ながら進めるのでそこまで苦では無かったけれど(‘ω’)
以下私たちが通った、遠い方の駐車場からの道のり

BELL ROCK PATHの方に進む

ベルロックの裏側。こんな道を進む

横を通って…
ひたすらテクテク
そして到着したのがこちら

ベルロックの正面!!!!つまりは北側!
ひゅ~ひゅ~(∩´3`)∩♡
美しいベルの形。特徴的なので遠くから見てもすぐに分かる!
登り口に着くまでは「これ、どっから登るんだ?」って思う程斜面は急でしたが、こちら側の斜面はなだらか。
標識がまぁ分かりやすいのでその通りに進めば登っていくことが出来ます。
ただ、日本の登山みたいな道と言うよりは岩山の斜面をよじ登る感じ?なので滑らないトレッキングシューズがあるといい!
途中の写真が無い(基本的に登るのに必死な場面の写真は無いw)けど、何となく到達したところからの景色がこれ!
きもちええええーーーーー\(^o^)/!!!!!!

頂上側を背景に
う~ん!10分で(駐車場からは40分だけどw)この景色が見れるのは最高だ!
あまり時間が無い方なんかにはすごくいいと思う!
しか~し!いまいちゴールが分からん。
ボイントン・キャニオンのように「END OF TRAIL」の標識も見つけられず(無いのか?)
もしかして、ここって私たちの目的地ではない?
さすがに簡単過ぎたもんね~
ってことで更なる登りの道を探す。
あ、毎度言ってて自分でも嫌になるけど、実際にはほとんど情報なんか持たずに行ってますから、知ってるのは簡単に登れるってことだけで、所要時間やルートなんてこの時の私たちは知りもしません(笑)上の情報はこのブログ書くために調べたんだからね(∩´∀`)∩えっへん
さて、うろうろしてみたけど、今いる比較的平らになっているポイントから上に行くには一気に急勾配になっている…う~んって考えてると、東側に大きな段差を乗り越えようとしているグループを発見!!!!アメリカ人らしい女性が沢山とインストラクターらしい男性が3名。
あ~あそこから登るのかぁ~(・∀・)!!!!!!
グループに続いて乗り越えようと試みる!
がしかし、かなり高い段差なのでただでさえ運動音痴だしちっとも登れん(笑)
すると、グループのインストラクターらしき男性(以下、先生)が、自身のグループの女性たちにしていたように、ついでに困っていた私たちのことも上から引っ張り上げてくれた!!!
ありがてぇ~~♡♡
ちなみにグループのメンバーでちょっと太ったインド系の女性がいたんだけど、私以上の高所恐怖症なのかその段差がどうしても乗り越えられず泣きじゃくる…
しばしみんなが説得していたんだけどその女性はそこでリタイア(;^ω^)
お留守番になったのでした。

そこからの景色。すでに高くてめちゃビビりながら撮影。以降下山するまで写真無しwww
さて、私たちは登ったのはいいけどこの先のルートがさっぱり分らん!!!(笑)
よく考えたらさっきの段差の時点で案内標識も無くなっていた…
「よし!!!!!このグループについて行こう!!!!!!
むしろなんとしてもついて行かないと!!よく考えたら、さっきの段差だって1人じゃ降りられない!!!!(`・ω・´)キリッ」
幸い、グループの皆さんはとっても優しくて、会話したりしながら自然とグループに混ぜてくれた♡先生も相変わらず私とマドレーヌのこともサポートしてくれる( ;∀;)私たちが列の一番後ろにいても待っててくれる( ;∀;)やさしいいい( ;∀;)
しかし道は予想以上…
ってか、すんげえ険しい!!!
疲れるとかじゃなくて、マジで危険!!!!!(;´Д`)
だって柵も案内標識も無し。
一列になって、且つカニ歩きじゃないと歩けない絶壁の岩肌?崖?
落ちたら死ぬやつ!!
写真無いけど、写真なんか撮ってる場合じゃないやつ!!!!
私高所恐怖症だからもう足がすくむし、崩れた石が転げ落ちていくし、もうパニックになりそう(T_T)/~~~
しかもこの先はあろうことかまた登りらしい。絶対ヤバい!!
グループのみんなもめっちゃビビっててこの先行く?どうしよう?!って話してる…
私ももうやだって思って一列に並んだ列の前の方にいるマドレーヌに(私とマドレーヌの間にはグループの女性が3人くらいいた)「もう無理私進めないいいいい(T_T)/~~~まだ行くの~~~???!!!」
と尋ねる。尋ねるっていうか暗に止めようって言ってる。
すると
マドレーヌ:「う~~~ん!!!!迷う!!!考え中!!!!!!なんかうちめっちゃアドレナリン出てるわぁぁあ(*‘∀‘)☆*∔゜!!!!!!」
は(T0T)??!!
こいつ…声が全然迷ってない…
それどころか(マドレーヌのところからちょうど見上げられる)上に続く上りのルートをキラキラした目で見てる…
どこまで進めばゴールなのかも分かんないし最悪だ…
ここってまた戻ってくる?ってまわりの女性陣にきいても分かんないのよ~ってかんじだし。
終わった…
もう行くしかない(T_T)
そうこうしてる間にマドレーヌはいつの間にか斜面に突入!!!!w
わたしの事なんかこれっぽっちも考えていやしない(´Д⊂ヽ
ちくしょーーー!!!!!!!
もうヤケクソだボケーーー!!!
私の隣でやっぱり進むか迷っていた女性と励ましあいながら何とか頂上まで這い上る…もう狭い足場と高さで足ガクガク( ;∀;)つーかこれ登りは下見えないからいいけど帰りどうなっちゃうの…なんでこんなところに来ちゃったんだろ…
やっとの思いで到着したのは3畳もないかな~ってくらいの平らな岩。
どうやらここがゴールのようで先に着いた人たちがその上から呼んでる。
ひーひー言いながら最後の一歩をまたいで岩の上に着地…
うう…もういや( ;∀;)
でも息を整えて景色を見ると…
…やっぱこわい!!!wwww
高い!!!!!風吹いてる!!!!身体が震える!!!!
でも……きれい…( ;∀;)♡
そこから見えるのはセドナの雄大な景色。
セドナはネイティブアメリカンの信仰の地。
私そういうの分かんないけど、でもここに神様の力があるって思う気持ちは分かる。
青い空と赤い大地。
その場所に立った者にだけ分かる、言葉では語れない感動がある。
すると先生「じゃあ目を閉じて。10分間 “Meditation”だ。」
メディテーションってなんだべ?
周りを見ると座禅的な感じで、中には空中で手をふわふわ動かしてる人なんかも。
なるほど、瞑想か。
どうやらこのグループはこういうヒーリング的なものが活動の主な目的らしい。
ってことで私とマドレーヌも見よう見まねでやってみる。( ˘ω˘)スヤァ
でも目を閉じて風の音に耳を澄ませると、なんか…
私たち一体何してんだろうって気持ちと共に笑いがこみ上げてくるw(もちろん耐えた)
いや瞑想をバカにしてるとかじゃないんですよ、全然。
でもさ、簡単に登れるってきいてこのベルロックにやってきて、あれよあれよと険しい道に突入、仲間たちと励ましあってガクガクブルブルしながらやっとの思いでこの頂上に到着、そして今何故かやったこともない瞑想をしている。(ってか、こんなこと考えてるんだから瞑想出来てないw)
不思議すぎます。
でもなんだかとっても嬉しいのです。
と、こんな訳で思い思いの瞑想の時間は終了。
さていよいよ心配していた帰路です…
しかしこれまた意外なことに
あれ?思った程怖くない(´・ω・`)
なんかスイスイ下りれちゃう!!!!
もちろん帰りも先生が足場など確認したり高いところでは支えてくれたりとサポートしてくれてるんだけどね!しかしそれにしても恐怖心がぶっ飛んだのか荒療治によって高所恐怖症が緩和されたのか…なんなら他のアメリカ人のメンバーよりスムーズに進めて待ってるくらい(笑)
まあ一度通った道だからってのが大きいかも。往路の恐怖心はこの先どんな道が待ってるのかっていう不安も含まれていたのかもしれない。
ってことですんなり始めの大きな段差のところに到着。
あー楽しかった(^ω^)
するとメンバーのみんなはそこでリタイアしたインド系の女性と再会。
泣きながら抱擁。
え?そんなにΣ(・ω・ノ)ノ!!?
私たちも素敵な経験を共有させてもらえたことに感謝してみんなと抱擁(/^-^(^^*)/
気付けば空は夕暮れ。
皆でもう一度のその場で瞑想を行った後
先生「じゃあ皆集まって。反省会をするから円になって座ろう」
私とマドレーヌ「……」(皆って?笑)
先生「…君たちもおいで(笑)」
私とマドレーヌ「わーい!!!((((oノ´▽`)ノ」
ちゃっかし円にいれて貰って反省会が始まる。
反省会はそれぞれ一言ずつ想いを述べる。
「私は今回皆とこの試練を乗り越えることができて本当に嬉しかった」とかね。
場はしんみりとした空気で泣いてる人もいる。
若干私たちのノリとのギャップに戸惑いつつも皆の話をきいているとなんだかこっちまでこみ上げてくるものが…笑
終いには先生も泣いてる…
きっとこのグループのメンバー1人ひとり色んな背景があって、想いを込めて今回チャレンジしたんだね。今回途中でリタイアしたインド系の女性も含めてお互いを称賛し合って反省会は終了。
あーなんかとっても素敵な経験が出来たね、って横をみると
マドレーヌ「 (´;ω;`) 」
私 「 Σ(・ω・ノ)ノ 」
☆ベルロックについて情報補足
ところで皆さんお気づきかとは思いますが、今回私たちが到達したのは登る気なんてさらさら無かったベルロックの頂上。下の写真の②番。①番までの道のりはUpper Bell Rock Trailと呼ばれていて、我々は本来はここがゴールでした。まさに 先生が引っ張り上げてくれたあの大きな段差が頂上に向かう入口だった(笑)
所要時間:①と②の往復で1時間半(休憩時間含む)
調べてみるとベルロックは事故も起きており、また登ったはいいけど下りられなくなったという人がレスキューされることも少なくない山なので注意が必要、だそう…本当に無事に帰ってこれたのは先生のお陰じゃ(^▽^;)
ネットでもボイントン・キャニオン等に比べて情報が少ないし、頂上まで行く人は少ないことが伺える。
個人で行ってはいけない等のルールは無いけど、心配な方はガイドさんを探してみるといいかもですね!
それから頂上に行く方はトレッキングシューズ等の滑らない靴は必須ですよ!
あと、調べて分かったことがもう1つ。
ベルロックは“直感と決断の山”と呼ばれているんだって。
私はこれを見て
直感⇒マドレーヌ、決断⇒モック
だと思ったよwww
そして『ベルロックを登ると気持ちが高まったり、パワーが溢れてくることがある』
ってこれマジでマドレーヌやん!!!!(´゚д゚`)
あの人ベルロックの恩恵受けてたんかな…
でもお陰で私もみんなと一緒に頂上に辿り着けたしな!!1人だったら100%行かなかったし!!!本当、感謝ですね(´▽`)♡
ちなみに昨日マドレーヌにあの時の気持ちをインタビューしました。
返事は「もうアドレナリン大放出のドキドキワクワク、最高ー楽しいーふぅーー\(^o^)/!」だそうです。さっき感謝って言ったけどやっぱウザいです(笑)
そんなわけで何だか不思議で、しかもすんごくワクワクして、でもマジで恐怖で、なんだか可笑しくて、そしてとっても嬉しかったベルロックでしたっ!皆さん本当にありがとう♡

最後にみんなで♡
ってことでこれにて全3回に渡ってお送りしたday13は終わり!本当に濃い1日だったな。
皆さん、今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました♡―モック―
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