家庭料理はお金で買えない/ツェレ(Celle)の町(モック、ドイツにやってきた。その6)

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家庭料理はお金で買えない

私は日本人だから、日本にいたら家庭料理ってちょー普通のものだし、特別な日にはむしろ外食がしたくなったりもする。

でもよく考えてみれば、家庭料理を食べるって嬉しいことだ。
誰かと何かのきっかけで仲良くなって、私または私たちのために料理を作りたいって思ってくれて、手間暇かけてそれをしてくれる。お金では買えない。いや、もしかしたら家庭料理を作るサービス的なものがあるかもしないけど、偶然の出会いや関係ができるまでの経過を買うことは出来ない。


自分が外国で観光客になったなら尚更だ。
家庭料理を食べることはすごく貴重な体験で有難いことになる。ふと今日は家庭料理が食べたいな、なんて思っても叶わない。いつものようにレストランで済ますか、スーパーで出来合いのものを買うか、はたまた自分が知っている材料を買って自分になじみのある料理を作るか…時には宿で一緒になった人が料理を分けてくれたり、ね。
とにかく本物の家庭料理はなかなかお目にかかれない。



今私は1週間程彼と、彼のお母さんの家に滞在している。
クリスマスを一緒に過ごすために。

そしてここでは毎日彼のお母さんの手料理が食べられる。
彼の兄弟やその家族も加わり、みんなでテーブルを囲んで料理を食べ、飛び交うドイツ語をきいていると、なんとも不思議で嬉しい気持ちになる。

いつの間にか私はこのドイツのツェレという町のひとつの家のこの食卓でドイツ人に囲まれてお母さんが作った料理を美味しく食べている。

色んなプロセスを経て今私はこの椅子に座っているんだけど、なんでここにいるんだっけ?みたいな狐につままれたような感覚もある。間違いなく自分の足で歩いてきたのにね。


【 彼のお母さんが作ったLinsensalatという料理。黒レンズマメサラダ。サラダと言ってるけど私的には煮物という感覚。甘味があって日本人でもなじみやすい味だと思う。 】

ツェレ(Celle)の町

ツェレは彼のお母さんが住む町。
どんなところか知らないまま来たけれど着いてびっくりした。

町の中心には古い伝統的な家が立ち並び、一階には様々なショップが入っている。オシャレなカフェや可愛い雑貨屋さん、おもちゃ屋さん、靴やさん、etc…
お城もある。
小さな町らしいけど、そこがまたいいなと思った。

【ツェレの街並み 】




ひとりで町をぶらぶらしていた時気づいたことがある。


中心街は道が格子のようになっていて歩きやすいんだけど、常に家の表側が見えている。家の側面や裏側は見えない。

歩きながら小道なんかを探してみたのだけど見つからない。
家と家はぴったりくっついているし。
不思議に思ってマップの航空写真をみると、謎のスペースには、なんと中庭のように空間があったり別の家が建っていたりするのが分かった。

どういうことかと言うと、こんなかんじ↓↓↓

【小さいマス一つひとつは家。全部の家はそれぞれ道がわを向いて建っている。マップの航空写真を見るとちょっと分かる。例えばココとか。】



くう~
中が見たいいいいいい。

道側から見ても十分きれいなのだけど、綺麗に並びすぎている。張りぼてのようで立体感がない。


みんなどうやって内側に行くんだろう。
家の中を通るしかないのかな。
でも内側にも別の家らしきものが見えたりもするし…

おそらく普通に入れる入り口があるのだろうけど私はとうとう見つけられなかった。
観光客は入れない住人だけの秘密の空間、秘密の道があるのか、ってすごく羨ましい気持ちになった。

【壁に何か文字が書かれている家がある。これは神様へ向けて、この家を守って下さい的なことが書かれているんだとか。(でも時々冗談も書かれているらしい)】






アリのお母さんが連れて行ってくれてた店でそれを少し垣間見れた。
そのお店は奥行きがあって中庭に続くドアが開放されていた。
そのドアを出たところには塀で囲まれた小さなスペースがあって、ガーデニング用品などの商品が並んでいた。

塀は私の背よりも高く完璧に見渡すことはできなくて、ジャンプしてみたけどそれでも大して景色は変わらなかった。

それでも塀の上に見えた隣の家の二階と屋根が私をめちゃくちゃワクワクさせた。
家の中はどうなってるんだろう。
あの小さい窓は何だろう。
どんな人が住んでるんだろう。
いつ頃できた家なんだろう。
どうしてこんな形なんだろう。
この奥には何があるんだろう。

表側の景色と違って、木の壁がむき出しだったり、古さが目立つ。
だから余計に妄想が膨らむ。
ああ、いつか誰かにこの中庭に招待してもらえますように…

【塀の上に見えた隣の家】


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